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保育方針

保育方針

 

保育目標
安定感のある環境の中で「しなやかな子」を育てる 

 

 

健康な子

 子どもが自分自身の力で前向きに生きていくための土台となるのが、健康な体です。
 加茂保育園の子どもたちは、暑くても寒くても戸外での遊びを沢山します。園舎裏の土手を駆けあがったり、園庭で乗り物に乗ったり、自由に身体を動かすことで自然に身体を使っていきます。そうすることで、風邪などの病気にかかりにくい健康な体そして活発に活動できる体を育てていきます。
  また、毎日の給食は、手作りのものを提供することで、食習慣からも健康な体作りができるようにしています。
 

自分のことは自分でする子


 自分の力で生きていくことですが、子どもが大きくなってから自分の力で充実した人生を送るための基礎となるのが、生活面での自立だと思います。
 加茂保育園では長年「生活習慣の確立」を重視して保育を行ってまいりました。一人ひとりの発達の様子に合わせながら、日常生活での一つ一つの活動(衣服の着脱や排せつなど)を自分の力でできるように導いていきます。
  自分の力で考えながら一つ一つの生活習慣を確立していくことで、日常生活を基盤とした身体能力(手先の力など)や知力を身につけていきます。
 

やさしい子

 自分に対しても他人に対してもやさしくあることは、子どもが自分の人生を歩むうえで色々な面で自分自身の力となってくれるものと考えます。やさしさは「やさしくしなさい」と言われて身につくものではありません。生まれてから周囲の大人のやさしいまなざしに見守られ、うれしさや悲しさなど自分の気持ちを十分に受け止めてもらうことで子どもの心にやさしさが育まれていきます。
 加茂保育園では、子どもの気持ちを受け止めることをまず第一にしています。楽しいことだけでなくつらいこと腹が立つこと、すべての気持ちを受け止めています。そうすることで子どもたちの心に自然とやさしさが育ってくるのです。
 また、年長さんにもなると、小さい子どもたちにやさしくする心も育ってきます。子ども同士がやさしくしたりやさしくされたりして、子どもの集団の中からもやさしさが芽生えてきます。
 

 

 

 

園長より
 乳幼児期は、おおよそ80年から長い場合には100年以上にもわたる人生の土台を作る大切な時期です。この時期におおらかで優しさにあふれた環境に身を置けることは子どもたちにとってとても幸せなことだと思います。

 加茂保育園では、おおらかな環境の中で、一人ひとりの子どもたちが持っているそれぞれの力をお互いにぶつけ合いながら、自分自身の成長する力を存分に発揮しています。

 また、子どもたちの成長にはその土台となる身体づくりも必要です。加茂保育園は外遊びを生活の中心にして、走ったり跳ねたり元気な子どもを育みます。

 屋内においても、加茂保育園では長い間手先の遊びを重視して保育してまいりました。手先の発達は脳の発達に密接に関わっています。手先をしっかり使って遊ぶという経験を通して脳の発達を促し、小学校入学以後の学力の土台を育てます。

 このように、加茂保育園では決して子どもたちに無理にあれこれ教え込むことなく、生活を楽しむことを大切にしています。生活を楽しむことを通して、自分から色々なことを身につけていく意欲を育てています。そして、乳幼児期の教育にはそれが最も重要なことなのです。

 「幼児の生活それ自身が自己充実の大きな力を持っていることによって、すでにそこに教育の目的に結びつくつながりが見出せる」(倉橋惣三)

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